ちょっちレイちゃん、その4

 ?

 私は誰?

 生きている?

 どうしてここにいるの?

 暗い・・・

 どうして?

 辺りが見えない・・・

 頭が・・・

 精神が・・・

 私の中に何かが入り込んでくる・・・

 使徒?

 神の使い・・・

 攻撃が続いている・・・

 痛くない、でも頭が・・・

 このまま・・・ダメ・・・

 目を閉じたら負けになる、かわりはいる・・・でもイヤ、かわりたくない・・・

 使徒は容赦なく私の精神に攻撃・・・助けて碇クン

 かわりたくない・・・笑顔が見たいから・・・碇クン

 苦しい・・・

 苦しい・・・

 苦しい・・・

 ・・・私、ダメみたい・・・さよな・・ら・・・碇・・・ク・・・・・・・ン・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くおら!ファースト!起きなさい!!

「スーピー、スーピー・・・」

 ペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチ!!!!

 ?・・・・頬が痛いわ、使徒?

「・・・?」

 おサルさん・・・アスカね、私の頬を叩いてる、アスカが使徒?

「痛い・・・」

「アスカやめなよ、綾波大丈夫?」

 碇クン、また会えたのね、嬉しい・・・ぽっ

「だからイヤだったのよ。ファーストを誘うのは」

「せっかくミサトさんからクラシックのコンサートチケットを貰ったのに、使わないと勿体無いよ」

 クラシック・・・そう音楽・・・私の精神を攻撃する音

「私の言ったとおりに眠っていたじゃない。私はねシンジとふた・・・な、なんでもないわよ!」

「そんな事言ったらダメだよ。綾波、音楽が心地良かったんだよね」

 碇クン・・・やさしい、せっかく碇クンの隣に座れたのに、眠ったみたい・・・少し残念。おサルさん邪魔

「うん・・・」

 碇クンの笑顔・・・私を見てる・・・ぽっ

「ハッ!つまんなくて寝たのよ。出るわよ」

「待ってよアスカ、綾波行こう」

 おサルさん、がに股・・・可笑しい、くすくすくす。碇クン待って、もう少し二人で座っていたい・・・ぽっ

「何か食べて帰るわよ」

「綾波は何が食べたい」

 ・・・碇クン・・・ぽっぽっぽっ・・・私ったら何を言っているの?でも・・・ぽっ

「碇クンと同じもの」

「ファースト、アンタ食事のバリエーション無いの?」

 ・・・何か言っているわ。私は碇クンと同じものを食べて幸せ。おサルさんにはこの幸せはわからないわ。

「碇クン、行きましょう」

 碇クンの腕に組んでちょっと強引・・・ぽっ

「わっ、綾波!」

「コラー!ファースト!何腕組んでんのよ!」

 おサルさんには関係ないわ。碇クンと二人で・・・・


 ちょっち天然レイちゃんその4、いかがでしたか?

 今回はクラシックのコンサートでの出来事です。レイちゃん天然(^^)

 連載を重ねる事に(連載?)レイちゃんがどんどん大ボケしちゃって、これはアヤナミストの方も満足でしょう(勝手に納得)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION ちょっちレイちゃん、その4